サンデーGX2月号 虚淵玄先生Q&A 全文掲載

2011年1月19日

<石>です。1月19日発売のサンデーGX2月号・巻頭企画RSDスペシャルには
『ブラック・ラグーン』の最新情報が満載!
ガガガ文庫『ブラック・ラグーン2 罪深き魔術師の哀歌』の発売を記念して、
虚淵玄先生のインタビューも掲載されています!
が、しかし、誌面のスペースの都合上、
虚淵先生のお話しをすべて掲載することができませんでした。
ですので、ここで、インタビューを全文掲載!
熱きメッセージをさらにお楽しみください。

 
Q:前作から2年以上たってますが、久々にロアナプラの面々を描いた感想は?
A:実は2巻目のオファーは1巻発表直後から頂いておりまして、構想そのものはその当時から練っていたので、あまり久々、という感覚はないのです。むしろ2年がかりでず~っと少しずつ書いていたかのような感覚です。
 
Q:物語の進行ですが、複数のキャラクターがエピソードごとに一人称で語っていくスタイルです。
少しトリッキーともいえる、こういった手法を使われた理由は?
A:最初はロットン主観の一人称パートと、それを傍観する周囲の三人称パートを平行して進めて、その認識の食い違いを演出していこう、という構想だったのですが、外伝一巻で出番のなかったキャラを少しでも多く出演させたい、と欲張って色々なシーンを考えていくうちに、ロアナプラの住人たちは皆一人一人で主役を張れるぐらいにキャラの立っている連中ばかりだなぁと気付き、ならばいっそ全員が一人称で互い違いに語るのも面白いかも、と考えるようになりました。我ながらかなり無茶やったな、とは思っていますが、結果的には上手く行ったかと思っています。
 
Q:キービジュアルにロットンが使われてゲストキャラのトリシアにも好かれるし、ロットンはかなり活躍します。彼はどういうキャラか解説をお願いします!
A:一言で言い表すなら『謎』です。なんで死なないのか謎。なんで銃撃たないのか謎。何処から来て何処へ行くのか謎。もしかしたら彼は全国のメンズナックル読者の妄想が具現化した貴き幻影、或いはロアナプラの街で幸運を運ぶ妖精さんなのかもしれません。そんな彼の『謎』に少しでも迫れないものかと書き上げたのが、今回の外伝2巻なのです。
 
Q:今回の小説に登場するキャラの中で特にお気に入りはいますか? ストーリー中のエピソードと合わせて教えてください。
A:まぁやはり主役はロットンということで思い入れたっぷりに書かせていただきましたが、意外に新キャラのトリシアが、書き進めるうちに筆が乗り、変な按配にキャラが立ってしまいました……ロアナプラという舞台は相当にアクの強いキャラでも無理なく馴染む素敵な闇鍋空間なので、書いてて本当に楽しいです。
 
Q:ロアナプラへのアメリカ介入が大きなポイントになっていますが、今回のストーリーで描きたかったテーマはなんでしょうか?
A:前回の外伝とは違い、連載中のエピソードのさらに後の時間軸にある話、ということで、執筆の時点で顛末が明らかになっていた「El Baile de la muerte」のネタを少しでも多く持ち込みたい、という思いがありました。あと外伝一巻で登場させられなかったエダと、いまひとつ見せ場のなかったロックを活躍させたいという意図もあり、やはりロックの独断場となれば鉄火場よりも陰謀劇の解決かな、と思ったため、このようなストーリーラインに落ち着きました。
 
Q:気にいっている場面、苦労した場面(キャラでも可)を教えてください。
A:ロットンのパートはどれも書いていて楽しく、そしてまた独特の苦労がありました。何がどう大変だったかといえば……これはもう、ご一読願えれば一目瞭然かと。正直、書いてるこっちまで頭がおかしくなりそうでした……
 
Q:2作目が完成したばかりですが、今後の構想などありますか?
A:2冊書いてみてつくづく思いましたが、ロアナプラという街はいくら騒々しく賑やかにしてもやり過ぎということがない、素晴らしい舞台です! 今後ももっともっとイカレた乱痴気騒ぎを見てみたいし、読んでみたいし、書いてみたいですね。
 
Q:最後にサンデーGX読者にメッセージをお願いします。
A:広江さんとの二人三脚で、ブラック・ラグーンの未だ語られぬ側面について徐々に情報を小出しにしている外伝シリーズですが、例えば今回などは誰も知らなかったエダのフルネームが明らかにされていたりします。ロアナプラを隅から隅まで堪能し尽くしたいというファンの皆様は、ぜひ本屋さんで手に取ってみてください!


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