「なんでもない偶然」の奇跡が、今日もどこかで。
2009年06月19日
「純愛」という言葉を聞いて、読者の皆様はどんなイメージを抱くのでしょう。私のイメージする「純愛」は「柑橘系のくだもの」「吸い込まれそうな少女の瞳」。そして「雪の降る冬」です。
夏が少しずつ近づいてきました。冬はまだ遠い。現在校了真っ最中の編集部。じっとりと額に汗を滲ませながら、夕暮れ時の静かな職場でこのブログを綴っております。
私の担当しました「恋の話を、しようか」発売されました。表4の文章では「ノスタルジックな純愛ストーリー」と謳いました。
毎日世界のどこかで起こっていそうな「なんでもない偶然」をきっかけに出逢った四人。やがてそれぞれお互い惹かれあい、恋が始まる。しかし四人は十七歳。高校生がおわったら、みんなは自分の人生を生きる。離ればなれになってしまう。
よみおえたあと、「純愛」って何だろう? 「十七歳」って何だろう? そんなことをふと、考えさせられる物語です。
十七歳。高校二年生。そのとき、私はエレクトロニクス研究会とマンガ同好会をかけもちしていました。その年の秋、学祭で私は鉄パイプやジャンクな鉄くずを積み上げて巨大なアーチを作りました。誰もくぐってくれませんでした。
「思い出」というものは、年を経るごとに心のなかの、「一番の宝物」になってゆくのを感じます。
轟沈した数々の失恋の想い出もまた……。
最近、「純愛」してますか? ……ときかれれば、私は即座に「NO!」とシャウトします。
甘く、苦しく、クセになりそうなあの「恋の予感」をふと思い出させる名作、「恋の話を、しようか」。
オトウフさんの透明感のあるイラストも素晴らしいです。見つめていると涙がこぼれそうな、そんな儚げな元気さを身に纏ったヒロインたちが本のなかで舞っています。
「未来」について、悩んでいます。
「恋の話を、しようか」絶賛発売中です。
編集部M
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