『され竜DD』はどんな風になっていくの?
2008年04月23日
編集部・湯浅です。
新しい「され竜」はどんな話になるの?
というところで、つづきです。
担当「話が異次元に飛びまくっていましたが、続けましょう」
浅井「終わりました」
担当「終わらないです。もう一度聞きますよ? 『され竜DD』はどういう風になっていくんですか?」
浅井「このインタビューはまだ続くのですか? そろそろ大事な用事があるのですが。いや、無免許無保険で夜にしか車に乗れない知りあいに『これがほんとのナイトライダー、と自称するのは止めたほうがいい』と忠告するのを、めんどくさいのでしないという大事な用事があるのですが」
担当「言い訳にもっと頭を使ってください。では、もう一度聞きますよ? 『され竜DD』はどういう風になっていくんです?」
浅井「あー、あれは段ボール箱に詰められた子猫ちゃんのような不幸な生い立ちでしたね」
担当「子猫ちゃんのような作品と思っているのは、地上で浅井さんだけだと思いますが……」
浅井「ジンバブエじゃ朝飯前ですよ。それで、雨に降られた子猫を救う不良になり、ヒロインが胸キュンとするのを狙って、この機会に新装版として再刊行し、新作を連ねていくという形になりますね」
担当「新装版にはどういった変化があるのでしょうか?」
浅井「え? そうですね。長くお待たせしましたが、ついにドキドキの学園生活の二学期が始まります」
担当「二学期?」
浅井「担当さんなら内容を把握していてくださいよ。『され竜』と言えば、いつものされ夫と罪子に竜子の非ユークリッド的な三角関係ですよ。そこに二学期からは新たに猫耳メイドのアメーバであるオドルさんが加わって平行四辺形関係に! さらに恋愛四天王が参戦し、ただでさえ複雑な恋模様がベトナム戦争なみのゲリラ戦になります。手を洗っても洗っても血が落ちないんだよ~というラブコメです」
担当「なんですかその脳から汁が出そうな単語の羅列と嘘設定は?」
浅井「さあ? そういう要素を入れたほうが今の時代は受けるんじゃないですか?」
担当「受ける受けないで事実を歪曲されてもね。でも浅井さんがそういうライトノベルの王道の萌え燃え話をしたことは、一回もないですよ」
浅井「萌えや燃え、感動を殺すのが私の仕事ですよ」
担当「殺してどうするのですか! まともに答えていきましょうよ!」
浅井「まともに答えているつもりなんですが。では、一般的にまともだと思われている感覚で答えると、新装版では旧作ではできなかったことをしています」
担当「というと内容が変わるということですか?」
浅井「そういえば、内容を知らない演技でインタビュー役をする担当さんは大変ですね」
担当「お約束を指摘しないでくださいよ。こちらに同情するならちゃんと話を進めてください」
浅井「同情はしますが、同情するだけで他のことはできません」
担当「浅井さんに人の心は期待しません。それで旧作でできなかったことって?」
浅井「内容について解説するのがヤだから、必死で避けているのに。ええと、登場人物が増え、新場面や拾いきれなかった場面や、新咒式を追加しています。新作との兼ねあいで話そのものがかなり変化しています。超めんどくさい作業です」
担当「読ませていただいていますが、たしかに同じ設定ながら別物に近いです。旧作と同じ行がほぼないほどです」
浅井「……それはその、とある事情ですべて一から手書きで起こしたという悲しい事実があるからですよ。ボクたちは歴史の悲劇を繰りかえしてはならないのです。ご理解いただけました?」
担当「……浅井さんに嫌われると、延々とおもしろ悪口を言われることだけが理解できました」
浅井「では『新装版は悪意も悪口もパワーアップ。なぜならアレがアレだから!』と宣伝しておきますか?」
担当「自分の状況でふざけるとは重症だ」
浅井「心に緊急オペが必要とされないような安全作家なんて、ただの病人ですよ。あ、どちらにしろ病人ですね。大岡捌きで、二人の母親が子供を引っ張り、真っ二つになった半分ずつで平等判決で大解決! みたいな」
担当「では、読者の皆様には、いろいろな事情でパワーアップした新しい『され竜DD』をよろしくお願いします!」
浅井「もういいですか? 私が行かないと、コンピューターの2000年問題が解決せずに世界の……」
担当「まだ続きます!」
(つづく)
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