ストーリーライターズ・ナイトin新宿ロフトプラスワン藤津亮太氏・山賀博之氏・佐藤大氏

今秋、佐藤大プロデュースイベント「ストーリーライターズ・ナイト」が始動した。アニメシナリオを中心に、TV、映画、舞台、小説とさまざまな媒体の作品に寄り添う「物語」について考えていくトークライブだ。第1回ゲストは、現在放送中の『コードギアス 反逆のルルーシュ』をはじめ、数々のアニメ脚本を手がけている大河内一楼氏、GAINAX代表取締役社長であり同社作品の監督・脚本・シリーズ構成も手がける山賀博之氏。会場は、脚本家志望者をはじめ、人気作品の製作現場の裏側に興味を持つ人々で埋まった。

第1部は、司会であるアニメ評論家の藤津亮太氏と佐藤氏によるシナリオの作り方解説。ここでは佐藤氏自身が制作したシナリオのコピーが配られ、モニターにて作品と照らし合わせてみるという贅沢な試みがとられた。テレビシリーズなど各話を複数の脚本家が担当する作品で自分のカラーをどのように表現するのか? 成功例・失敗例とともに、その手法が明かされた。

細田守氏・中島かずき氏

▲『時をかける少女』監督の細田守氏や劇団☆新感線の脚本でおなじみの中島かずき氏も飛び入り。

第2、3部は、ゲストとともに会場から寄せられた質問に回答していく中で、それぞれのスタイルが浮き彫りに。まずは、山賀博之氏。「パソコンの前に座ってワクワクしてないとダメ」「女性のセリフを書くのが楽しい」と、自分自身を楽しませながら書いているのだという。大御所の貫禄を感じさせる(!?)衝撃発言の数々に、会場が爆笑で揺れた。

続いて、大河内一楼氏。編集者、ライター、小説家などを経て、「そんなつもりはなかった」ながらも脚本家となっていった経緯が語られた。「作家の作るものと、お客さんの欲しがっているものの間を埋める」編集者だった経験が、現在の仕事にも活かされているとのこと。飄々とした語り口ながら鋭いプロデューサー気質を感じる発言が印象的。

細田守氏・中島かずき氏

ラストの第4部では全員が登場し、脚本家になるために役立つモノや経験について、あれこれざっくばらんにトークが続く。脚本家になるには…? 視野を広く持ち、あらゆる経験をし、自分だけの「武器」を持つこと。そして何よりも、まずは書くこと! 佐藤大プロデュースだけにガガガトークで語られてきたことと重なる部分も多く、書くこと、創ることへの意欲を刺激されるエキサイティングな一夜となった。

次回11月24日開催決定!

次回のゲストは、大ヒットシリーズ『フルメタル・パニック!』(富士見ファンタジア文庫)作者でありながら、アニメ『フルメタル・パニック!』シリーズのシリーズ構成、脚本の他、春にはアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』脚本も手がけ脚本家としても注目を浴びている賀東招二氏と、人気劇団「劇団☆新感線」の名物脚本家であり、2007年オンエアーのアニメ『天元突破グレンラガン』ではシリーズ構成、脚本を手がける中島かずき氏。テーマは「脚色 - アダプテーション -」ということで、トークはさらなる広がりを見せていきそうだ。予約するもよし、当日ふらっと立ち寄るもよし、「物語」に興味のある方はぜひ。詳細は公式サイトにて。
http://www.frognation.com/srn/



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2006年11月 7日  trackback (0)  

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ガガガトークライブ ガガガトークライブ

2007年5月20日、秋葉原・東京アニメセンターにて行われた「第1回小学館ライトノベル大賞・贈呈式」。各部門の受賞者へ小学館社長・相賀昌宏から正賞・副賞が贈呈された。ガガガ文庫部門・大賞を受賞した神崎紫電氏は「たくさんの先輩たちがいる中で、ようやくスタート地点に立ったところだと思っています。早く追いつけるよう、がんばりたいです」と喜びを語った。ガガガ部門・選考委員の冲方丁氏からは「ライトノベルというものが認知され、新人賞への応募数が飛躍的に増えている。表現するということは珍しいものではなく、プロとアマチュアが曖昧となる風潮が生まれていますが、本来の作品づくりの素晴らしさを訴えるような仕事をきちんとこなせるよう、精進して下さい」というメッセージが。また、ルルル文庫選考委員の石田衣良氏は「ライトノベルの世界で留まるのではなく、その人自身というひとつのジャンルになり、小学館の屋台骨を支えるような作家になって下さい」と受賞者の今後の活躍へと期待を寄せた。

授賞式の模様

▲プレゼンターとしてお手伝いいただいたのはタレントの優香さん。

贈呈式に続き、同会場ではガガガ文庫創刊記念イベントを開催。ノベライズ作品の、原作プロモーション映像を上映。『ぼくらの』『ハヤテのごとく!』原作の両先生からのメッセージが代読され、また『FREEDOM』森田修平監督、『天元突破グレンラガン』シモン役の声優・柿原徹也さん、『ベクシル』曽利文彦監督からのビデオメッセージが届けられた。

そして、ホスト役の佐藤大氏が登場し、いよいよライブ版「ガガガトーク」がスタートする。第1回「ガガガトーク」ゲストにして、選考委員の冲方氏、『FREEDOM フットマークデイズ1』の著者・古川耕氏、『月光のカルネヴァーレ 〜白銀のカリアティード〜 I』からはニトロプラスの広報担当・ニトロくん氏、『新興宗教オモイデ教 外伝』の著者原田宇蛇児氏、『樹海人魚』の中村九郎氏、そして『ベクシル』の曽利監督も急遽飛び入りで参加。さらに、『武林クロスロード』深見真氏からのメッセージ、『人類は衰退しました』田中ロミオ氏参加の経緯、佐藤氏発案の企画「跳訳」シリーズの紹介… と今後のラインアップの見どころを紹介した。

トークライブの模様

▲5月24日に発売する文庫本を手にとりながらのプレゼンテーション。

最後にガガガ文庫へのエールをいただいた。「ガガガ・オン・ザ・ラン! リアルタイム感をいつまでも大事にして下さい」(冲方)「映画はなかなか原作の小説を越えられませんが、ベクシルは映画が先です。小説は映画を越えられますか? 楽しみにしています」(曽利)「きっと今後もおかしなことが続くと思います。期待しています」(古川)「ゲームにおいて特殊な進化をとげている美少女ゲームと、文芸において特殊な進み方をしているライトノベル、ふたつに親和性を感じています。良い化学反応が起きるといいなと思います」(ニトロくん)「この素晴らしいラインナップが、広がっていけば良いですね。“ガガガっぽい”という表現が通じるようになっては欲しくないと思います」(原田)「このメンバーに入れただけで嬉しい。もっと目立っていければいいですね」(中村)「今後は、フリーダムで監修をやらせていただき、跳訳では夢野久作をリミックスするということで、ガガガ文庫に関わっていきたいと思ってます。これからは作品でよろしくお願いします」(佐藤)

その後、抽選会が開かれ、イベントは終了。ご来場のみなさま、ありがとうございました!



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2007年5月24日  trackback (0)  

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